Between Kokoku and Advertising

広告とマーケティングの四方山話です

シンクロでもブランドが重要とは

シンクロナイズドスイミングの元日本代表監督、井村雅代氏は、今年の大会で英国の臨時コーチを2ヶ月務めた。短期間ではできることが限られるので、闘う姿勢を説いて、練習でしごいたという。結果は8位入賞とチームは進歩した。上位進出は果たせなかったが、井村氏によれば「ランキングを覆すことは難しい。ジャッジの先入観もあるから、実力があっても得点は出ない。国のブランドが必要。めげないで、実績を積んでほしい」と語る。(2013/7/28朝日新聞朝刊より) 採点競技である以上、ジャッジの頭の中に築かれた、国のブランドのピラミッドを少しずつ上がっていかなければならない。

採点ミスだとか、不公平だとかを言い張るのではなく、「国のブランド」という視点で競技を語れることこそ、井村氏が世界で勝つためにはどうすべきかを知っている人だからだろう。